◇「縁起物、水族館に寄贈したい」
【関連記事】ガラパゴスではナマコの乱獲が問題に 【山口】岩国市沖で、珍しい白いナマコが取れた。
捕まえたのは同市今津町の漁業、松浦栄一郎さん(39)。27日午後、同市沖約50メートルの瀬戸内海で素潜りでナマコ漁をしているときに、水深約10メートルの岩場で見つけて捕獲した。白いナマコは体長約14センチで、重さは約200グラム。通常の赤や青、黒のマナマコといっしょにいたことから、突然変異で色素が欠乏したアルビノ(白色個体)のナマコらしい。
松浦さんは「海の底でもくっきり分かる白だった。子どものころから30年近く、漁に出ているが、こんなに白いナマコは初めて」とびっくり。鮮魚店も経営している松浦さんだが「岩国の天然記念物・シロヘビと同様、商売繁盛の縁起物に違いない。売るなんて、恐れ多い。水族館に寄贈して末永く飼育してほしい」と市漁協を通じて受け入れ先を探している。【大山典男】
〔山口東版〕
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